- 東京マラソン2007
東京マラソン2007当日は物凄い大雨。結局、雨のレースとなりました。この日は例年青梅マラソンが開催されていたのですが、その青梅マラソンも悪天候が多く、この日は「特異日」とされていました。
石原都知事が強引に東京マラソンを持ってきたために大雨にやられたのだと思います。
この大雨のため新宿ではトイレが大混雑。「周辺のトイレは使わないように」という事でしたが効果なし。トイレは手前の駅で済ませるのがいいと思います。
新宿地下道は多くの選手が座っておりシップの匂いで気持ち悪くなりました。スプレーは販売禁止にして欲しいですね。
地下道を抜けると選手入り口となっていて。ゼッケンを見せると通過できます。真っ直ぐ行くと西口公園の前に大型トラック36台が荷物の受取りを待っています。荷物袋に張るナンバーシールにトラックナンバーが書いており私はNo28で端まで歩く事になりました。
到着は7時30分でしたが雨が酷くなるので何も出来ず。そのまま橋の下で待っていました(こういうときフリースは便利でした。スポーツウェアより暖かい)。
結局、諦めて8時にその場で着替えて荷物をトラックに預け、スタート地点に行きました(もうこの時点でずぶ濡れです)。
- スタート直前
ここからは写真がありません。持っていたのですが大雨では使う事が出来ませんでした。
スタート付近では多くの選手が雨宿りをしていて満杯。結局、少し雨が当たるけど木の下で時間を潰しました。
多くの選手が荷物を預けた時に貰ったポンチョ(ビニール製、東京メトロのロゴ入り)を着ていましたが、本来レース前に脱ぎ捨てる物なので効果はありません。それでも無いよりマシといったところです。
完全にびしょ濡れになっているので8時30分にはスタート地点に行くことにしました。私の場所はGブロックでNSビルの前、全体の中間の位置でした。でも不思議な事にGブロックのプラカードは遥か後方でした。係員は「Gブロックはここです!」と「手前のFブロック」を指していたので
聞いてみるとFブロックの線まで行ってくださいという事なので半信半疑でFブロックの線まで移動しました(パンフレットではこの位置で合っています)。
とにかく、あと40分もここで待つのか?濡れた足の指先が寒くて痛い。靴が濡れないようにビニール袋持ってくれば良かった。右目のコンタクトレンズが顔の油のせいで曇りだす(修復不可能)。声を出していないとテンションは下がる。早くスタートになれ!
- スタート!
9時10分スタート。前方のスタートラインで煙が見えた。どう見てもテロかフーリガンにより発炎筒にしか見えない(笑)。
列が動き出すと一気にテンションが上がるが直ぐに止まって鬱になる。ダラダラ進んでいくうちに4分40秒でスタートラインに到着(3万人全体では10分程度で通過したらしい)。「石原氏ね!」と叫び、周りの失笑を買いながら一気に列が加速し前方は開く、
完全にオーバーペースのまま新宿駅を通過。ペースが掴めないまま2キロ通過。両腕が赤くはれて他の選手と軽く接触しただけで切れるように痛い。無理せず長袖にすれば良かったと後悔する。
途中にはトイレが準備されていたが最初のトイレがいきなり大混雑で笑った。私もレース直前でトイレに行きたくなったが、10kmなのでここで止まったら完全に出遅れるので我慢した。
- 順調だった5kmまで
結局、ペースが掴めない、流れが速い、下り坂という条件も揃って速いペースで進む。2キロ過ぎから徐々に自分のペースで走れるようになるが、他の選手を抜こうとすると無理しないと抜けないのでペースは上がる。
5kmの通過が30分。スタートでの4分40秒を差し引くとハイペースで走ってきた事になる。実は一番辛かったのが、ここから飯田橋の交差点までだった。この間にはいくつか橋があるがこれを曲がり角と間違えて、実は未だ先だったという事が分かりテンションが一気に下がっていった。
やっとの思いで飯田橋の交差点まで走ってきたが、ここで一気にペースダウンする事になる。
- 無我夢中であと5km
懸念されていたひざ関節の痛みはサポーターのおかげで軽い痛み程度で我慢出来る状態だった。「これなら行ける!」と思ったとき、突然モモの前面部が寒さでケイレンしたらしく、急に重くなる。
強引に足を動かすがペースが上がらない。それでも激痛という事では無かったので、力を込めてペースアップする。竹橋にくるまでこんな状態が続き、さすがに皇居のカーブを曲がるころには、もう駄目か?と思っていた。
そして難関の皇居前。
レース前の下見では難関だと思っていた皇居前。長い直線で風景が単調で「いくら走っても着かない」と思っていた。しかし、実際には信号が目標となり、「一番奥の赤信号まで走れば良い」というのが分かったので、実は走りやすかった。
皇居を通過する頃には時計を見るようになり、自分が1時間を切れそうな事が分かる。全開で走る。最後、日比谷公園を曲がりゴールが見えたときには1時間を越えていました。残念。スタートの4分40秒を差し引けば1時間を切っているのですが
公式タイムはピストルが鳴ってからなので、悔しいかな。まあ、頑張りました。
- 実は一番辛かった(荷物受取り)
ゴール後、荷物を受け取ったが、これが最悪。雨が激しく降る中でトラックから荷物を出さず手に取った荷物から番号を見て「○○番!」と叫び、居たら渡す。居なければ下に落とす。
これでは選手に荷物が渡らず30分ぐらい大雨の中、待たされた。自分の荷物があって本当に良かったよ。中には番号を自分に向けて読み、選手に番号を見せないで叫んでいる人がいて
何度も「番号見せて!」と選手に注意される日通の人がいて疲れました。しかも、雨はさらに激しくなる。テレビでは「ちょっとしたトラブル」と言っていましたが、大トラブルですよ。来年からは日通は禁止。
ゴール会場も滅茶苦茶でパンフレットに書かれていない出店が出ていたり、更衣室も無かった。メディカルセンターであった日比谷公会堂に選手全員が殺到し着替える始末。女性は着替える事が出来ず。そのままコートを羽織って出てくる人も居ました。
足湯もあったようですが見つける事が出来ず、早々に退散。ポンチョを着たままボロボロになって帰宅。本当に辛かった。
- ゴール地点で貰ったもの
ゴール直後に、ポンチョを貰った。これが説明書にあった「ヒートジャケット」。雨を弾き、再利用可能で記念に貰うには勿体無い物だった。
給水所でバナナ、東京水、SOYJOY(大塚製薬)を貰って、RCチップを返却。RCチップは靴に付けていないと計測できないようで拘束バンドで付けるようになっていたが係員がニッパで外してくれた。
それから、完走者に送られる記念メダルを1人づつ首にかけてもらった。このメダルの大きさは縦4.5cm、横3.5cmで真ちゅう製(たぶん)。結構良い作りで自慢するネタには良いと思う。見せびらかすには良いと思う。
くれぐれも無くさないようにしないと…。
- 翌日
前日(レース後)に十分ストレッチを行なったのですがモモとアキレス腱が筋肉痛。ひざ関節の痛みはレース直後は痛くて階段を下りるのが辛かったのですが翌日は大丈夫でした。
フジテレビのサイトに東京マラソンの結果がアップされていました。 http://www.fujitv.co.jp/blog/tm2007.html
私の結果は
10km男子 711位(3335人完走) 1:00:26